栄養療法(分子整合性医学)の観点から、『根本から健康に』『内側から美しく』をご提案します。「分子整合性栄養医学」とは聞き慣れないものと思います。単なる栄養学とは違い、栄養素を至適な濃度に導き、臓器や細胞の機能を向上させ、病態を改善させる「治療法」です。1960年代に精神科領域の治療としてはじまり、現在は生活習慣病や小児の発育、がん予防など様々な分野の医療に応用され、効果が認められてきています。
たとえば、「風邪」に対し、対症的に風邪薬を購入したり処方されるのが通常の治療ですが、分子整合性医学の観点では、風邪をひきやすい、長引きやすい体質の原因を探り、不足する栄養を補い、「風邪」そのものを引きにくく、かつ引いても長引かない体質へ導いていくというとわかりやすいでしょう。
具体的には、診察前の詳細なアンケート記入を行っていただき、血液検査を行います(60−70項目)。これらをより深く読み込むことで、現在不足している酵素、ミネラル、ビタミンを明らかにします。そして的確な食事、サプリメント、点滴による補充をアドバイスします。分子整合性医学の見地からすると、健診では異常といわれない状態でも、実際には不足している栄養素があり、これが「なんとなく調子が悪い」「慢性的に疲労している」といった症状の原因となっている可能性があります。まずはお手元にある健診のデータをお持ちいただき(他院のものでも結構です)、データを解析させていただきます(それをもとに追加の採血を行います)。保険診療でありがちな「診断→即投薬」という流れに飲み込まれず、根本からの治癒を目指しましょう。