地域医療の疲弊と衰退、医師の偏在化が問題視されています。しかしながらその解決策として中央が提案しているのは、「専門医」という資格付与を専門医機構がコントロールすることで偏在化を防ぐ、といったもののようで、現場の人間からすると、強権的で現実的ではありません。言い方をかえれば、資格ビジネス同様、資格をちらつかせて、医師の職業選択の自由を脅かすものともなり得ます。

もっと現実的に、現場レベルで医師が地域医療に魅力を感じ、自らの意志と意欲をもって地域医療を守ることができるよう活動するのが一般法人社団みらい地域医療振興会の目的のひとつです。遠隔診療元年ともいえるこの年に、我こそは地域医療をサポートしたいという方、あたらしい地域医療のスキームをともに考え、実践したいという方（職業問わず）は是非ご入会ください。

＊2018年 本格始動

現代病ともいえる高血圧、糖尿病、脂質異常症をはじめ、２人に１人は診断されている「がん」。これらはすべて予防できる疾患ともいえます。また、ひとたびこれらの病気と診断されても、日々の生活習慣、食習慣を変えないままに投薬治療をおこなうことは本末転倒です。健康に対する意識＝ヘルスリテラシーが低いといわれる日本ですが、これから私たちは「予防医学」を学習・実践し、ヘルスリテラシーを高め、病気を未然に防ぎ、万が一病気になってもそれを自らの力（食生活・運動など）でコントロール・克服し、「ピンピンコロリ」の健康長寿の国を目指していくことが肝要です。ともに学習・実践できる仲間を募集しています。

2017年3月12日

【第1回】みらい予防セミナー開催

　於　アトラスタワー茗荷谷

　　　地域集会室