地域に根ざした包括ケアを支えます。
クリニックとして、もっと社会貢献したい。多くの患者さんと接する中で、訪問診療に取り組むクリニックが不足しているとの現状を知りました。それならば我々もその一員として地域に貢献していきたいと強く思い、訪問診療を始めました。在宅での診療におけるクリニックの役割を理解し、患者さんを中心とした地域連携を積極的に行っていき、患者さんのご家族や介護スタッフの負担を少しでも軽減できる診療を心がけ、頼れるクリニックを目指します。
スローガン1 ご自宅で療養する方の幅広いニーズに応えます。
経管栄養の栄養管理、気管切開、在宅酸素療法、人工呼吸器装着などの医療器機を伴う治療が必要な方、そして癌をはじめとする悪性腫瘍の患者さんがご家族と共にご自宅で安心して生活できるように支えます。日常の体調管理からターミナルケアまで、どんなご相談にも真摯に向き合います。
スローガン2 多職種との連携を大切にします。
訪問診療を通じ、地域に根ざした包括ケアを提供するには多職種との連携が欠かせません。当院では、居宅介護支援事業所、薬局、訪問看護ステーションなどと積極的に連携し、患者さんお一人おひとりに合った適切なケアを心がけ、日々の管理や症状の改善に努めます。
スローガン3 ご家族や介護スタッフに寄り添う診療をします。
医療・介護のスムーズな連携により、地域包括ケアの推進に貢献できるよう務めてまいります。
みらいメディカルクリニックでは、文京区を中心に歯科・医科・介護のワンストップサービスを提供しております。 医療系サービス(内科外来診療、訪問診療、訪問リハビリ、訪問歯科診療)・介護系サービス(訪問介護リハビリ型デイサービス)など多職種が連携し、地域の皆様の在宅生活をワンストップで支えます。
みらいメディカルクリニックの訪問診療
かかりつけ医として訪問・在宅診療を行います。
当院は、計画的な医学管理のもとで、患者さんのもと定期的に伺う「訪問診療」を行います。患者さんへの訪問スケジュールは、初回診察時に患者さん、ご家族とご相談の上で決めさせて頂きます。概ね月2回を基本としておりますが、患者さんの状態に応じた訪問回数の調整をいたします。また、「訪問診療」をする患者さんが急な病状変化があったときは「往診」をします。
初診に際してのお願い
外来の受診をしたことがなく、初めて当クリニックをご利用される場合は、あらかじめ事前相談をお願いしております。急な病気やケガ等により往診を希望される場合、診療状況によりご依頼頂いても応じかねる場合がございますのでご了承ください。
訪問診療と往診との違い
在宅医療の中に訪問診療と往診があります。
往診は、具合が悪いときに医師が自宅に来て、診察をするものです。
これに対し、訪問診療は、具合が悪いときだけ診察をしてもらうというものではありません。ご自宅で安全で平穏な療養生活が送れるよう、計画的な医学管理のもとで、定期的に訪問し診療するものです。もちろん、具合が悪い時には24時間365日いつでも相談できますし、必要があればいつでも緊急往診を受けることもできます。訪問診療では、基本的には月に2回以上診察にお伺いすることとなっています。あらかじめ曜日と時間帯を決めて診察にお伺いします。病状が安定している方は基本的には隔週、そうでない場合は毎週またはそれ以上の頻度で訪問し診療します。訪問の頻度は、患者さんの病状やご要望に応じて調整することができます。具合が悪い場合や終末期などには、必要に応じて連日お伺いすることもあります。
対象となる方
訪問診療エリア
当クリニック(文京区)から半径16キロ以内となります。
エリアの詳細につきましては、お気軽にお尋ねください。
在宅診療の費用
費用負担の概算を下記に示します。
標準負担額は月2回訪問および24時間緊急体制に対する1ヶ月あたりの負担金額です。
対象 | 費用負担 |
標準負担額 (個人宅) |
負担上限額 |
70歳以上 |
1割 |
約6500円 | 18000円 |
70歳以上 | 3割 | 約19000円 | 57600円 |
70歳未満 | 3割 | 約19000円 | 高額医療費による返還 |
各種健康保険適用で、入院、通院の時とほぼ同じ負担割合に
みらいメディカルクリニックでは訪問診療での交通費は一切かかりません。
負担額が1割の高齢者の場合、定期訪問と24時間待機の費用を合わせて約6,500円、負担額が3割の方ですと定期訪問と24時間待機の費用を合わせて約20,000円です。癌の患者さんなどで医療費が高額になる方では高齢者の場合、限度額が設けられています。(1割負担の方で18,000円、3割負担の方で57,600円)
一般の方でも申請をして頂ければ、高額医療費に該当する場合医療費の返還制度があります。
料金請求について
料金請求については、1ヶ月分の診療についてまとめて、翌月に請求書をお送りします。
口座振込、現金支払いなどの方法を選んで頂くことができます。
このようなときにはご相談ください!
入院中のとき
在宅療養中のとき
訪問診療の対象となる方
よくあるQ&A
Q:診察時に家族が同席することはできますか?
A:診療時にはできる限りご家族の同席をお願いしております。
患者さんのお体の状態、検査結果など、ご不明な点がございましたら遠慮なくご質問ください。
同席が難しい場合は、ご相談ください。
Q:訪問日以外や休日・夜間に体の状態が急変した場合、どのような対応をして頂けますか?
A:患者さんの体調の変化に備え、24時間連絡可能な体制をとっております。
まずはご案内している連絡先にお電話ください。今までの診察を元に医師の判断にて、往診、経過観察、救急搬送の指示など、適切な対応を行います
(初診の患者さんは診療時間内での受付になります)。
Q:入院が必要になった場合の対応はどのようなものですか?
A:患者さんの容態が変化し、入院が必要であると医師が判断した場合、症状により近隣の提携病院と連携をとります。
※受け入れ先の病院のベッドが満床の場合は、救急隊の判断にて搬送して頂きます。
Q:緊急往診をお願いしたいのですが、初めて利用する場合も来て頂くことはできますか?
A:初めてのご依頼が緊急往診の場合、患者さんの詳しいお体の状態が把握できません。そのため、お受けできない場合もございますのでまずはご相談ください。
Q:今まで使ってきた薬を継続して処方して頂くことはできますか?
A:もちろん可能です。
患者さんのお体の状態に合わせてお薬を処方させて頂きます。
Q:薬を取りに行くことができない場合、自宅まで配達してもらうことはできますか?
A:当クリニックでは、お薬はすべて院外処方となっていますので、お近くの薬局で薬をお受け取りください。
お薬の配達をご希望の方には、配達ができる薬局をご紹介しますのでご相談ください。
Q:家族が施設に入居していますが、診察して頂くことはできますか?
A:高齢者施設への診療も行なっています。
入居施設の担当者さんとの事前調整が必要になりますので、当クリニックへご相談ください。
Q:訪問日時の指定はできますか?
A:訪問日時はご相談の上、決定します。
緊急対応や交通・天候の事情などによって、訪問予定時間よりも大幅に遅れることが予想される場合には、事前にお電話を差し上げます。
Q:在宅での緩和ケアはどんなことができますか?
A:当クリニックでは、在宅での癌患者さんのケアや緩和ケアを積極的に行っております。
最期まで自宅で過ごしたい患者さん、自宅での看取りを考えているご家族様、ぜひ一度ご相談ください
介護サービスを受けようとするとき、それに先立ち市区町村が要介護認定を行います。この際に医学的見地から本人の状態に関し意見を述べる書類が主治医意見書となります。当院にかかりつけの方はお気軽にご相談ください。残念ながら状態が悪化し、現在の要介護度を変更し、追加の介護サービスを受けなければならない場合も、その変更書類の作成が可能ですのでご相談ください。
前田 誠造 医師が主に担当します。